散輪散歩 さんりんさんぽ
ペダルを踏んでぶらり、歩いてぶらり…。
散歩は、もちろん、「身体」と「こころ」にいい。家のまわりを、ぶらっと一巡り。
でも、もう少し遠くまで行きたいときもある…。自転車があれば、すこーし足を伸ばしてみようという気分になります。
たとえば、京都の賀茂川遊歩道。上賀茂神社のあたりから、川べりに降り、自転車にまたがる。ついつい、川の流れにつられて、どこまでも行っちゃいそう。
いよいよ、春です。
軽やかになった川の瀬音にまぎれてやってきたはずの、春の足音を探しているうちに、陽も高く昇る。自転車で、瀬の流れに乗るように、川下へ向かう。
時おり、気まぐれに自転車をおりて、立ち止まり、地面から顔をのぞかせた、春の小さな息吹きに見入る。
…とまあ、こんなふうに、自転車に乗ったり、歩いたり、のどかなひとときを楽しむことが、正しい「散輪散歩…」、のあり方、です。
散輪、と、散歩。癒しのひとときを…、ぜひ、どうぞ。
出典:なし。造語。